私は、中学から共立第二に入学し、6年間たくさんの先生方に愛されて育ったなあと思うと同時に、共立第二に入学して本当に良かったと今でも思っています。
まず1つ目は、吹奏楽部で6年間過ごしたことです。吹奏楽部では、大きく2つのことを学びました。仲間と演奏することの素晴らしさや、1つのことに、粘り強く取り組むことの大切さについて学びました。 高校生の頃の私は「将来小学校の先生になりたい。」と漠然と考えていましたが、高校2年生の時に、パートリーダーとなり、チームをまとめることの難しさだけではなく、楽しさを知ることができました。この経験から、漠然としていた夢が、本気で小学校の先生を目指したいと心に決めたきっかけの一つとなりました。教員をやっている今だからこそ感じることは、当時の部員がのびのび楽しみながらも、同じ目標に向かっていけたことも、先生方の愛だけでなく、ブレない教育方針があったからこそだということに気づきました。吹奏楽部の顧問の先生を始め、合宿などの様々な活動で協力してくださった保護者の皆様には、今では感謝しかありません。

2つ目は、素敵な友達と先生方に出会えたことです。特に、中学3年時と、高校2、3年生の3年間受け持って下さった、担任の先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。当時の私は、学習面において得意不得意が両極端で沢山の先生に迷惑をかけたことと思います。特に、担任の先生の専門教科の英語がとても苦手でした…。ですが、どんな時でも粘り強く指導してくださり、時には厳しい言葉もありましたが、最後まで見捨てずに指導して下さったお陰で今の私があります。そして、当時先生が、たくさんの生徒がいる中、一人一人としっかりと向き合ってくださったことが、私の教員生活の基本となっています。

3つ目は、私の好きを認めてくださった書写の先生に出会えたことです。ある日先生が、書写の好きな仲間を集めてくださり、大きな作品づくりの提案をしてくださいました。その作品は、仲間と共に、休み時間や部活動のない放課後を使って作り上げました。100以上も超える文字を書いたのは初めてで、きっかけをくださった書写の先生には今でも感謝しています。また、卒業してからも、何年もの間学校に飾ってくださったことにも感謝しかありません。
最後に、共立第二の一番素敵なところは、私たち卒業生がいつでも帰る場所があるところです。卒業して15年が経ちますが、共立第二でできた友達とは、生涯の中で一番長く続いていますし、この先も続くのだろうと思っています。そんな大切な友達と久しぶりに再会した際は、決まって共立第二時代の話に花を咲かせます。そして、学校に遊びにいくと、暖かく笑顔で迎えてくださる先生方もたくさんいます。これからは、共立第二で学んだことを、今受けもっている子どもたちに勇気と希望を与えられるような教員を目指していきます。

私は、小学校教諭になる前に、学童保育や、子どもが主役の遊べる施設、特別支援学級と様々な角度から子どもたちと関わってきました。少し遠回りではありましたが、この経験全てが今の教員生活に何らかの形で活かされています。これから、社会に出ていくために、様々なことを知り、たくさんのことを学んでいきます。ぜひ、色々なことに挑戦し、興味のあることを深めたり、やりたいことを見つけたりしてみてください。

個性を尊重し、活かしてくれる学校

2010年3月　共立女子第二高等学校　卒業
2010年4月　東京家政学院大学　現代生活学部児童学科　入学
2014年3月　東京家政学院大学　現代生活学部児童学科　卒業
2014年4月　台東区社会福祉事業団　竹町こどもクラブ　入社
2016年3月　台東区社会福祉事業団　竹町こどもクラブ　退社
2018年4月　文京区立湯島小学校（講師）入社
2020年3月　文京区立湯島小学校（講師）退社
2020年4月　八王子市立清水小学校　採用