2023五島市FW活動報告書デジタルブック
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家政学部 食物栄養学科 食物学専攻3年 小室奈海 テーマ:五島市について理解を深め、自己成長に繋げる 今回、私が五島市フィールドワークに参加した理由は、大きく分けて3つある。1つ目は地域活性化の取り組みについて興味があったこと。2つ目は、五島市に強い興味を持っていたことである。五島市に興味があった理由として、私は五島うどんを毎年家で食べており、五島に実際に行ってみたい気持ちが強くあった。3つ目は学部学年の異なる仲間と交流をしたかったからである。大学生活はコロナウイルスの影響もあり、学部学年の異なる学生と交流することが少なかったため、このプログラムで多様な学生と深く交流したいと考えた。これらの理由が重なり五島市の魅力を多くの人に知ってもらいたいと強く思い、活動に取り組むことができた。本レポートでは五島市フィールドワークを通して、五島市について理解を深めるとともにどのように地域活性化ができるのかを考え、自分自身の考えや行動がどのように変化したのかを記していく。 今回、私は副リーダーとしてメンバー全体に目を向け、リーダーの活動を支えることを意識して行動をした。グループ活動では、学部学年の異なる3人であり、最初は緊張感があった。私はグループの中で年長であるため、和やかな雰囲気で意見交換ができることを心がけて行動した。共立女子オリジナルの企画を考える際、3人が集まれるタイミングや集まった際に意見交換ができやすいように自分が主体的に活動し、グループでまとまりやすく活動できるように行動をした。対面で意見交換をすることは相手の表情やリアクションが直接感じとれるため、意見交換をするときは対面がよいと改めて実感することができた。自ら主体的に行動をすることでチームの意見交換を円滑に進めることができたと考える。今まで私は意見を出すことが得意ではなかったが、今回の五島市フィールドワークによって意見を積極的に伝えられるようになった。また、学部学年の異なる学生と意見交換をすることによって自分では考えなかった意見が出るため、そのたびに刺激を受け、自分の視野を広げることができたと感じる。また、事前講義や事前学習の中で五島市の魅力についてだけではなく少子高齢化による人口減少や地球温暖化?海洋汚染問題などの環境問題について考えることで、社会問題を踏まえながら地域活性化の課題を考えることができた。 実際に五島市に訪問したことで事前学習だけでは知ることのできなかった、自然の豊かさ、地元の方の温かさ、美味しい地元料理など多くについて五感を使った体験を通して学ぶことができた。多くの良い点をみつけることができ、観光地としてもっと栄えるべき場所と考えられた。一方、改善できる点も見つけることができた。それは、商店街にある店はシャッターが閉じられた状態の店が大多数あったことである。商店街に活気がないことを五島高校とのzoomでの交流の際に聞いてはいたが、実際に訪れると商店街は閑静に感じられた。実際に商店街の活気を見ることで、課題をどのように解決するべきか改めて考えることができた。「誰もが一度は訪れてみたいと思える環境づくり」のテーマの中で五島高校の生徒も商店街に着目した班があったため、商店街の活性化が実現することを願う。今までは、旅行先での地域の活性化について考えたことがなかったが、これからの旅行ではどのように観光客が来ているのか、なぜ人気なのかを地域の特徴を考えながら行動したいと思うようになった。 五島市フィールドワーク 事後レポート

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