2023五島市FW活動報告書デジタルブック
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家政学部 食物栄養学科 食物学専攻3年 宇田川怜香 テーマ:地域創生を通じて自己成長へ繋げる 私が五島市フィールドワークに参加した理由は2点ある。1点目は、このフィールドワークに携わり、自分の強みである「コミュニケーション能力」は、初対面の人や年齢層の違う方との会話でも発揮することができるのか、挑戦という思いからだった。2点目は、学生という限られたコミュニティから抜け出し、五島市の生徒や地域の方と関わることで、広い視野をもって問題解決に繋がる力をつけたいという思いからだった。 これら2点の理由から、学生という決められた期間の中で地域創生に携わり、自己成長に繋げたいという思いから参加を決意した。本レポートでは、この目標に対しての自分がどのように変化し、自己成長に繋げることはできたのか、今後この力をどのように活かしていくのかについて書いていく。 まず、学生メンバーの顔合わせの日から学生チーム立ち上げまでについて振り返る。私は、家政学部食物栄養学科ということから、学部?学年を超えた学生との関わりはほぼなかった。そのため、学生メンバーの顔合わせの日とても緊張していたが、目標にある初対面の人とでもコミュニケーションを積極的にとることを意識した。意識して動いたことにより、初日ではあったが、学生メンバーとも打ち解けあうことができたと感じる。しかし、学生チーム(D班)での活動は、私からして難しいと感じる部分が多くあった。学部?学年を超えたチーム編成ということから、私は、2年生とチームを組むことになった。私は学年が1つ上ということから、引っ張って行けるような立ち位置にいないといけなかった。しかし、私はこれまで誰かを引っ張って活動する経験がなかったため、自分が主体となって物事を動かす大変さを学んだ。五島市ファン活性化提案グループワークでは、自らの声かけ、指示をすることができず、調査の役割分担が出来なかったため、ほぼ1人で活性化提案を行ってしまった。メンバーと計画的にかつ丁寧に提案が出来なかったことはとても反省点であり、このフィールドワークを通して、自分の弱みを改めて知ることができたと思う。 次に、五島高校生徒さんとの班組み合わせから五島滞在中の五島高校さんとの活動について書いていく。オンラインでの中間発表を経て、生徒の皆さんの考える五島市ファン活性化提案は、五島のポテンシャルを自分たちだけではなく、多くの人に知ってもらいたいと考えられた素晴らしい提案でとても驚いた。五島市の良いところから改善すべき点をまとめられた提案を聞くことで、異なる環境、多様な感性のメンバーと協働し、自身と周囲の人々や物事との関係性を理解しすることへ繋げたれたと思う。 実際に、五島高校へ訪問したとき、生徒の方がとても緊張していた。目標にある、環境や年齢を超えたコミュニケーションへ挑戦し積極的に会話をすることで、打ち解けることができたと思う。 生徒との関わり合いを通して、私が心に残っている言葉がある。対面でのプログラム終了後、先生に「あなたには自信の無い人や緊張している人を和ませる力がある。」という言葉だ。私は、冒頭にも書五島市フィールドワーク 事後レポート

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