2023五島市FW活動報告書デジタルブック
28/40

2つ目は、気持ちや感じたことを伝えられるようになり、会話の幅が広がったことだ。以前は友人とは自ら話し始めるというよりも、友人が話題を見つけて、その話を膨らませて話すということが多かった。家族とも学校など日常のあったことを話すが、「こういうことがあってこう感じた」だけで会話のキャッチボールが続かなかった。また、言葉を使って表現することが苦手で、相手に状況を伝えるのにも精一杯であった。このプロジェクトに参加して、メンバーの意見を言っている姿、発表している姿など言葉の豊かさや、発表の技術など刺激を多く受けた。初めて聞く言葉があったり、簡単な言葉を使って例えていたりと、この期間勉強になることが多くあった。気になった言葉、初めて聞いた言葉などを調べて自分の学びとして深めていった。メンバーからの刺激もあり、五島市フィールドワークに参加して以降、言葉を使った表現力が豊かになったと感じる。五島のお土産を渡す時も、ただ渡すではなく、写真を使いながら「○○に行って、訪問したときに感じたこと」など具体的に話すようになった。そのため、五島の魅力が伝わり、友人からも「行ってみたい」「五島までどうやって行くの」など会話が広がるようになった。また、スーパーで母と買い物をしている際に五島フェアをやっていたことがあった。お土産で買えなかった醤油が売っていて、「甘みがあって刺身と一緒に食べると美味しい、五島うどんに合う」など五島で経験したことを活かして話すことができた。母も興味を持ってくれて、「家でやってみよう」と醤油を買っていた。五島市訪問以降の経験から、自分から積極的に話すようになり、人と会話することが楽しくなった。 3つ目は、地域の施策や取り組みに興味を持つようになったことである。私の住んでいる市は、自然が豊かで地域の人も温かく、落ち着いた雰囲気があって好きである。これまでも、地元の広報を読み地域のことを知ってきましたが、取り組みについては「本当にやっているのか」目に見えなかったため、本当の好きにまでには繋がっていなかった。五島市訪問前の五島市政策企画課の竹森様からいただいたレクチャーでは、移住促進、人口減少を緩やかにする、再生エネルギーを活用する、観光の振興など様々な施策を行っていることを学んだ。五島市を訪問した際に、福江島散策でガイドの方が、五島市の職員が人口減少を緩やかにするために取り組みを行って頑張っているとの話があった。その結果、現在は人口を保つことができていて、その取り組みが市民にまで伝わっていることに驚きがあった。ニュースでも国の政策や取り組みを行うということを耳にするが、「本当に行っているのか、変わったことがあるのか」疑問に思っていたので、五島市の施策を聞いて改めて考えるきっかけになった。私の住んでいる市は、県の中でも有名ではない市のため、魅力なども少ない。しかし、市の職員で考えるだけではなく、住んでいる私にも何かしらできることがあるのではないかと考えた。私も、自分の住んでいる市が好きで、様々な人の知ってほしいという熱い気持

元のページ  ../index.html#28

このブックを見る