2023五島市FW活動報告書デジタルブック
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家政学部 児童学科3年 木田茜音 テーマ:五島市フィールドワークを通して~小さなきっかけが私を変えた~ 私が五島市フィールドワークに参加した理由は、テレビやSNSなどのメディアがきっかけに、写真や映像から伝わる五島の景色や自然、人の温かさなどから「魅力あふれる五島に行ってみたい」と思ったからである。これまで五島という地を知らなかった。「行ってみたい」という気持ちが強かったですが、そこから「学びを得たい」「自分に変化を与えるものに出会いたい」、これまでの学びを活かしたいという思いもあった。大学生活から2年が経ち、授業や実習で忙しかったため、大学が行う様々なプロジェクトに参加したことがなかった。大学生活も折り返し、4年では実習や就職活動もあり、時間に余裕がない。それに対し、3年の夏休みは実習もなく、時間に余裕があるため、自分の趣味やしたいことに時間を費やし、充実した夏休みを過ごしたいと思っていた。子どもや保育のことを詳しく学んできて、その学びを授業や実習の中でしか活かすことができなかった。これまでの学びを保育に限らず他の場面でも活かしたいという気持ちがあった。最初は些細な理由でしたが、この活動に参加することができて良かったと誇りを持って言える。 ここでは、五島市フィールドワークに参加して、自分自身の行動変容について3つ挙げて考える。 1つ目は、自分自身の描くリーダー像について考え、積極的に行動するようになったことだ。私は、五島市フィールドワークでリーダーという役職を務めた。控えめな性格であり、メンバーをまとめることやグループでの話し合いが苦手であったため、任せていただいた時は驚きがあった。これまでリーダーという役割を務めたことがなく、気になる役職ではありましたが、自身の性格からも遠い存在であった。大学3年になり、先輩からの推薦もあり、サークルで副部長になったのが初めての経験であった。リーダーとしての経験も浅く、最初の頃は、活動の際もグループに馴染めず、自分から話すということができなかったため、自分の思うリーダー像として悩んだこともあった。しかし、先生からのアドバイスやメンバーの意見を言っている姿、発言しやすい環境を作ってくれたことに、助けられ、刺激を受けた。五島市フィールドワークの後では、失敗と経験を重ねたことで自分に自信を持つことができるようになり、1歩ずつではありますが、ゼミのゼミ長に自ら立候補し、任せてもらえるようになった。「リーダー=まとめる存在」という考えがありましたが、役割に囚われず仲間と助け合う事も大切なリーダーの役割であることを学んだ。自身の描くリーダー像として、チームから信頼される人になるとともに、1人で悩みこまず、悩んだときは仲間を頼ったり、周りの状況を見ながら、意見を求めたりなど、仲間の存在を大切にしたいと考えた。 五島市フィールドワーク 事後レポート

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