
かねてより映画や演劇を観ることが好きな私は、本学文芸学部ではそれらの一つの分野だけを深く専門的に探究するのではなく、幅広く学問として学べることに魅力を感じ、入学することを志しました。
1年次に履修した「劇芸術概論C」は、毎回テーマごとに映像作品を鑑賞し、受講した学生それぞれが感想を述べ、担当教員が演者、観客、そして作品が制作された時代背景など作品を多面的に詳しく解説してくださいます。鑑賞した作品は同じであっても、観た人それぞれに異なった考えや感想を持っていることが面白く、好きな時間でした。また作品の撮影の方法によって観た人の感じ方がどのように変化するのかなど、映像作品について多角的に深く考える習慣を身に付けることができました。
様々な映像?文学?芸術作品に触れて、それらについて興味を持って深く考察することです。映像作品を一つ鑑賞し終えると、何かしらの気づきや疑問を抱いているので、例えばその作品や監督についての文献を読むなどして、自分の考えの幅を広げています。
学業の延長ですが、多くの作品に触れるために映画鑑賞や観劇には積極的に足を運んでいます。作品の上映?上演情報は教員からの案内や、劇芸術研究室に置いてあるチラシから比較的容易に手に入ります。また、多くの映画館や劇場が都心にキャンパスを置く本学からのアクセスが良く、気になった作品は必ず観るようにしています。
2年次の今はまだ漠然としていますが、学生時代は幅広い知識を身に付け、物事に対する多角的な考え方や捉え方ができるように習慣をつけたいです。そこから身につき、得たものがどのように活きるかは、まだ分かりませんが、自分を信じて私なりの答えを見つけていきたいです。
映画や演劇、ミュージカル、宝塚歌劇などに少しでも興味がある人はもちろん、これから学びたい人には特に文芸学部 文芸学科をおすすめしたいです。大学は自分自身を大きく成長させてくれる場所です。難しく考えることなく、今の自分が「学んでみたい」と思うことに向かってまっすぐに、全力で頑張ってください。
(2024年3月掲載)