
WEB制作会社で、WEBページのデザインからコーディング※、その後のコンテンツ追加や修正対応まで行っています。お客さまからいただいたイメージを形にすることが、私たちデザイナーの仕事です。社内での作業がメインですが、お客様と直接話して意図を汲んだり、WEBサイトに使用する写真の撮影に立ち会ったりすることもあります。デザインを作成してはお客さまに確認いただき、要望を踏まえて修正する、というサイクルを繰り返し、デザインを完成させていきます。仕上げたデザインがお客さまの要望にぴたりとはまった瞬間や、「これがほしかったんです」と喜びを聞けたときに大きなやりがいを感じます。デザインとコーディングを一貫して担当することもあり、自分の技術が目に見える形になるのも、自信やモチベーションにつながります。
平面デザインと立体デザインの分野を行き来して、さまざまな授業を履修できたことが今の知識?スキルの幅につながっています。グラフィックデザインを中心としながらも、動画制作や立体造形など、幅広くデザインについて学べました。勤務先はWEB制作会社ですが、動画や印刷物の仕事を受注する機会もあります。そうした時に、積極的に仕事を受けることができています。今後の目標は、お客様の業種をよく知り、より目的に合致したデザインができるデザイナーになることです。私たちにWEBサイト制作を依頼してくださる会社の業種は、IT系をはじめ、流通や介護など多岐にわたります。そして、業種によってWEBサイトで打ち出したい内容や、求める役割は変わってきます。その理解を深めていき、これまで同様デザイン面はもちろんのこと、ユーザーにとってより使いやすく、お客さまの売上向上にも貢献できるようなマーケット提案力を兼ね備えたデザイナーを目指します。
一つの専門分野だけに縛られず、幅広く学べる点が共立女子大学建築?デザイン学科*の強みです。将来の進路に悩んでいる方でも、さまざまな授業を受ける中できっとやりたいことが見つかります。興味のあることにはぜひ何でもチャレンジしてみてください。将来、思いがけずその経験が活きてくる場面があると思います。
在学中の制作課題での経験は、まさに今の仕事に直結しています。当時、先生方からは「ここはこうした方がいい」との率直で厳しいフィードバックを何度もいただき、ブラッシュアップを重ねていました。今の仕事においても、お客さまによって差はあるものの多くの修正が発生します。思い返すと、制作課題における先生とのやり取りが実践的なトレーニングになっていたのだと分かります。
※WEBサイトを表示するために必要なソースコード(コンピューターに命令する文章)」を記述すること
*2023年4月より建築?デザイン学部 建築デザイン学科
(2025年2月掲載)