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ALUMNI INTERVIEW
卒業生インタビュー
文芸学部

「照明」と「歌舞伎」
大学時代の2つの出会いが今の仕事につながっている


文芸学部 文芸学科 芸術領域 劇芸術専修(2017年度卒業)
勤務先:株式会社パシフィックアートセンター 業務管理部

Q1 現在のお仕事の内容について詳しく教えてください。

パシフィックアートセンターは、大道具、音響、照明、映像などの舞台技術サービスを提供している会社です。特に古典芸能の舞台技術に強みを持っており、私は歌舞伎などの古典に興味があったため、入社を決めました。入社後は歌舞伎座に配属され、照明技術者として、花道から出る役者さんに明かりを当てる仕事をしていました。古典芸能は毎日同じ公演を繰り返し行います。そのため「この場面ではこれだけの拍手が起こるな」とある程度予想できるようになるのですが、ある日、自分が演出した明かりと役者さんの動きがバチっとはまり、お客さまの拍手がそれまでになく大きくなりました。「私の明かりでこれほどまでに反応が変わってしまうのか」とプレッシャーも感じましたが、お客さまに楽しんでもらえたことを感じ、大きなやりがいがありました。その後、国立劇場?よみうり大手町ホール?有明アリーナと多くの事業所を経て産休?育休を取得し、復職してからは事務として現場の方々を支えています。請求書の処理や、社内外からの問い合わせへの対応、来客対応など、裏方としてさまざまな仕事をしています。

Q2 大学での学びが現在のお仕事に活かされていることは何でしょうか。

3年次のゼミナールから卒業論文まで、歌舞伎をテーマにして学びました。歌舞伎座などの現場にいた時は、歌舞伎の知識がとても役に立ちました。現場の方々は、役者さんの名前や演目の名前はみんな知っている前提で話をします。それらの知識をある程度蓄積した状態で現場に入ったので、先輩方の話している内容の理解が進み、仕事のやりやすさにつながりました。日本舞踊の授業で学んだ舞台セットや音楽、動きに関する知識も同じく仕事に活かせました。

Q3 学生生活の中で、学び以外で印象に残っていることを教えてください。

ミュージカル『テニスの王子様』のファンで、授業終了後に東京ドームシティまで歩いて観劇しに行っていたことです。都心部に立地する大学だからこそできた経験だと思います。

Q4 ご家庭やお仕事など今後のキャリアデザインをどのようにお考えでしょうか。

現在は1歳児の育児をしていますが、家庭と両立しながら働き続けることが目標です。子どもを産んだら仕事を辞める方が多い業界でしたが、当社では多くの社員が育児と現場を両立しています。私は子育てに重きを置きたいと考えて土日休みの事務職に転向しましたが、ほとんどの方が現場での仕事を続けています。育児に力を入れつつも家庭と仕事を両立し、現場での経験を活かし、事務のスキルをさらに磨いていきたいです。

Q5 共立女子大学、文芸学部の魅力は何だと思われますか。

何と言っても立地の良さです。神保町は本の街なので、お昼休みにふらっと古本屋を訪れ、卒業論文の文献を探すといった過ごし方をしていました。演劇に特化した古本屋もいくつかあり、他では見つからない貴重な文献を手に入れることができました。気負わず、気軽に足を運べる距離にこのような場所があるのは大きな魅力でした。よく空き時間に舞台を見に行ったり、美術館に行ったりもしていました。

Q6 特に今のあなたの礎となった共立女子大学での経験や体験をお聞かせください。

在学当時に実施されていた舞台作品上演プロジェクト「KALECO」に参加した際に、仕事としての「照明」に出会い、この道に進むことを決めました。KALECOは、照明?音響?演出などの班に分かれ、プロの先生の指導の下で『青い鳥』の上演を目指すというプロジェクトです。初心者の私たちに対して基礎から丁寧に教えてくださり、照明技術者としての土台が築かれました。

2015年度から始まった、舞台をつくる KALECO は、2017年度をもって一旦活動を休止しています。

(2025年2月掲載)

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